2021/02/15 一昨日の夜の地震について
東北地方太平洋沖地震の余震
おととい夜の午後11時08分に福島県沖で発生した最大震度6強の地震について、昨日少し別の記事で触れたのですが、その記事の内容に、詳細は後日書くという事でこのように書いているわけでございます。
さて、10年前の記憶を一瞬にして呼び覚ました今回の地震は昨日の記事で、東北地方太平洋沖地震の余震と勝手に予想していましたが、実際その余震だったと見られると気象庁が発表しています。
予想的中、と言ったところですが、今回の地震の震源が3.11の震源域で起こったという事を考慮すると、なんとなくで分かってしまう事なので別に大したことじゃありません。
この地震が発生する前に兆候が?
この地震関連のある動画(YouTube)のコメント欄で、以前から福島県の檜枝岐村・猪苗代湖辺りで地中カウントが増加して、一部の人が「福島県にデカいの来そう」というような事を今回の地震が起きる前に言っていると聞きました。
自分は強震モニター及びKiwi Monitorなどといったような、地震発生時の波形や情報を音と同時に素早く伝達するソフトをPCを起動している際は常にそれらのアプリも起動しています。しかし実際に地中カウントが増加しているところは目の当たりにしていません。
そして今回の地震によって「悪い予感が的中した」と言われていますが、この地中カウントが増えた事と今回に地震は何か関係があるのでしょうか?
個人的にはどちらかと言うとNOですね。
「どちらかと言うと」の意味合いとしては、10年前の東北地方太平洋沖地震に因んでいます。
実は例の3月11日の地震が発生する2日前(3月9日)、三陸沖でM7.3の地震が発生していたのです。これはいわゆる前震といわれるものですね。この地震では最大震度5弱を観測し、津波注意報も発表されました。3月11日の記憶が濃すぎて覚えているはほとんどいないかと思います。
こういった本震が来る前に地震が発生するという事案がある事から、今回の地震の前兆と一部で言われている地中カウントが増加する事には、何かしらの関連性があるという考え方も理解はできます。
しかし、日本ではあちこちでしょっちゅう地震が起きるという事で、地中カウントが増加するというだけではあまり信憑性がないかと思います。地震があまり起こらない国などでそういった事が起きたら不思議だとは思いますが、日本は地震大国なので地中カウントが増加する程度の微妙な変化というのは大地震の前兆とは思えません。
それから先程から申し上げている強震モニターは実は「素人が作ったアプリ」と言っている人もいます。
僕も素人なのでこの回答者の方の言っている事が噓か誠かどうかは分かりません。
そして回答者の方は「かなり質の悪いアプリ」とおっしゃっていますが、個人的にはそうは思いません。
地中カウントが意味のある数字かは置いておいて、このアプリは地震による揺れの強さ弱い揺れから順に青、緑、黄、橙、赤というように色で可視化してくれます。(青と緑に関しては強い揺れではないので気にしないでよい)
それから震度5弱以上といった、大きな地震が来た際は緊急地震速報よりも早く地震が来るという事を知らせ、波形から自分の住んでいる地域がどのくらいの揺れに見舞われるかを事前に推測する事ができます。また、自分の住む地域の最寄りの観測点をあらかじめ保存することもできます。
このような事から結構優秀なアプリではないかと思っています。
という感じで強震モニターは結構優秀なアプリだという事で、本題の今回の地震については少しかけ離れたような気も致しますが、ここまでにしたいと思います。
で、最後にちょっとお知らせがあります。
というか今回の記事で一番伝えたかった事はこれかもしれません。
それは何かというと、今回の地震でも発生時の映像を自分自身で撮影していたのです。
「でも」というのは、昨年の5月に最大震度4の地震が発生した際にも撮影をしていたからです。
この地震は直下型の地震であり、撮影場所(自宅)から近い場所で発生したというので、撮影してからすぐに揺れが到達しました。
しかし今回の地震は、撮影場所から離れているところで発生し、揺れが徐々に到達していく様子を捉える事ができました。
※0:15秒から緊急地震速報の音声が鳴ります。
途中、結構揺れが強くなって来て「これはちょっとヤバいぞ」という事で、急いだ様子で移動しています。その後には映像が暗くなっていますが、この際に何をしたかというと窓を開けていました。
その理由については動画の概要欄よりご覧になれます。
てな感じでお知らせを兼ねて終わりにしたいと思います。