2021/11/09 【パラダイス】他の患者について
以外にも“普通”です
今回は自分の入院している閉鎖病棟にはどんな人がいるのか少しばかり紹介してみようと思います。
自分の病棟は人数としては20人程の患者がいて、患者の症状は様々で色々な問題を抱えた人がこの病棟に来ます。
精神科の閉鎖病棟と聞くとなんだか印象が悪く、ヤバそうな人達がたくさんいる病棟というイメージが強いように思います。
自分も入院する前まではそう思っていましたが、いざ入院してみると実際はそうでもありません。
むしろ至って何も問題を抱えていなさそうな、普通に見える人の方が多いです。
しかし自分のいる病棟は急性期病棟という観点から、症状が酷い患者の人もなかにはいます。
前に隣の病室に来た患者の人がまさにそうでした。
昼食中に食器が派手に落下する音が聞こえてなんか発狂してる人いたなぁ
— メゾン・リヴェール武田+@精神科入院中 (@Li_veil_takeda) 2021年10月23日
直後に隣室のドアを勢いよく閉じる音も確認
正体は隣の患者?
隣の患者の方、どうやら元気が良過ぎて保護室に連れていかれたようです
— メゾン・リヴェール武田+@精神科入院中 (@Li_veil_takeda) 2021年10月23日
多分身体拘束とかされちゃうんだろうな https://t.co/ClBT6fktRT
今は流石にもう保護室からは出られたと思いますが…
ちなみに保護室とは、自傷や他の患者に危害を加える可能性が高い患者を隔離する部屋の事を指し、場合によっては身体拘束といった行動制限をされる事のある部屋でもあります。
以下、その身体拘束の例の画像です。
この病棟の患者の年齢層は大体中高年以上の患者の方が男女共に多いと思います。
自分のような20代の患者や10代の未成年のような年齢が若いと思われる患者は、この記事を書いている時点では自分ともう1人いるくらいで、多くは壮年期〜老年期の患者の方で構成されています。
先程も申したように普通に見える人が多い一方で、精神科にいる理由がなんとなく分かる人もいます。
誰もいない所でよく独り言を言っている方、物忘れが激しく予定もすぐ忘れてしまう高齢の方、落ち着く事が非常に苦手でコミュニケーションが困難な方など、そういった方も見受けられます。
そして以外にも身体的な障害を抱えている患者の方も数名います。
車椅子での移動を余儀なくされている人、シルバーカーを使ってなんとか歩けている人、自力で歩けているが手すりを使って歩かないと厳しい方など、身体的な行動が制限されている患者の方も見受けられます。
一見普通に見える患者の方も、コミュニケーションを取っていくうちに精神科に入院している理由が分かるという話も良く聞きますが、自分は他の患者の方とはほとんど接触していないので、ここに関しては事実確認は取れていないです。すんません。
もちろん患者同士で仲良くする事も可能で、いつの間にか患者同士のコミュニティが形成したりもしています。
そういった方は大体は食堂の方にいて、雑談をしたり、将棋やオセロなどをしたりとあまり殺伐とした空気感はなく和気藹々と過ごしています。
ただし一つ注意点があり、それは患者同士で連絡先の交換はしてはいけないという事です。なのでここで関わった人との交流はここだけに限定されるという、交流を深め過ぎた人からすると退院際はちょっと悲しくなるかもしれません。
もちろん自分のように基本病室に引きこもるスタイルの方も多く、必ず他の患者と交流を深めなければならないというような決まりは一切ありません。
という感じで他の患者の方々について話ましたが、精神科の閉鎖病棟に入院している患者は一見普通に見える人が実は多いのです。
ただこれは病院によって異なる事でもあるかもしれないですので一概には言えません。
この記事が参考になるかならないかは分かりませんが、以外にも普通に見える人が多いという結論で今回は締めさせていただきます。
11月8日(入院25日目)の病院食
昨日出された朝昼夕の3食全部見せます。
以上です。